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「自分のスキルを活かして、伸ばせる場所」
約30分という短い時間の中で、それぞれの人生や思いが見えるのが、ワニズふたり芝居の魅力です。短い時間、と書きましたが、舞台上で30分間セリフを喋り続けるというのは、度胸と忍耐力などが必要です。ですが、楽しく稽古を重ねるうちに気がついたら身についていました。まず出演の前に、どんな作品や役柄が得意か、またやってみたいかを演出の古賀さんと話しました。初出演は得意なコメディ作品に出演し、2回目、3回目は今までやったことのなかった大人な作品に挑戦しました。
4回目の出演は、またコメディで楽しく演じました。出演が2人なので、じっくりと演出家に見てもらえて、自分の得意分野を伸ばすことも、新しい力を身につけることもできます。迷っているなら、相談することをおすすめします!自分に合った役柄や作品に出会える素敵な機会です。
大槻朋華さん(これまで4作品に出演) |
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「自分を見つめ直すキッカケになりました」
初めて観劇した際に作風や演出がとにかく好みで、元々共演したい役者仲間がいたのでペアで応募しました。面談で2人の雰囲気を見た上で台本をいくつか読ませていただき、最終的には読み合わせで2人がしっくり来たもので決定させてもらえたのでとても楽しみに初稽古に挑めました。30分の作品を2人で演じることは想像以上に濃い時間となり、作品や役、そして相手と向き合う時間の大切さを改めて実感させられ、自分を見つめ直すキッカケにもなりました。演出の古賀さんは、役や演技の細かい擦り合わせにも時間を割いてくださるので、自分でも納得しながらお芝居に挑むことが出来ました。また脚本も担当しているので、出演する役者に合わせて設定の微調整をしてくださることもあります。再演作品も多い中、役者自身が持っている雰囲気や持ち味が最大限活かせられるよう一緒に考えてくださるのも嬉しいポイントの一つです。
神野祥さん(2022年5月に初出演) |
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「貴重で忘れられない時間になる」 2人きりでつくる「ふたり芝居」は、芝居づくりの全てが凝縮されているような時間です。相手役との会話、自分の役作り、小さな会場で味わうお客様との距離感や空気感。芝居の経験が少ない人には学ぶことは多いと思いますし、経験者の方にはあらためて自分の芝居と向き合える、濃密で繊細な時間になると思います。作・演出の古賀さんが各人に合わせて脚本や相手役をチョイスして下さるので、それも安心です。(色んなティストの脚本があります。)また、稽古スケジュールの融通がきく(相手役との時間があえばいいので)、本番を行うホールで稽古ができるのも利点です。観に来てくださるお客様は、30分のふたり芝居3本立て(もしくは2本)というのは、肩の力を抜いて観られるので楽しみと言ってくれます。とは言え、30分のふたり芝居は、楽ではありません。きっと自分の演劇人生において、貴重で忘れられない時間になると思います。
土田有希さん(これまで6作品に出演) |
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「自分のライフスタイルを崩す事なく出演できる」 私がワニズふたり芝居を知ったきっかけは、知り合いの役者の舞台を観劇した時でした。ワニズふたり芝居は10年の歴史があることを知り、また30分の作品をふたりで作り上げる姿をみて、私もここで出演をしたいと考えるようになりました。多くの舞台作品は大人数で構成されることが多く、30分を任せられることはなかなかないと思います。しかしココはそれが可能で、非常に貴重な経験をさせてくれる場所だと思っています。出演が決まれば稽古が始まりますが、稽古のスケジュールを出演者に合わせてくれることも、ワニズふたり芝居の魅力です。ふたり芝居はお相手と演出の方の三人で稽古ができますのでスケジュールが組みやすく、わざわざお仕事やアルバイト等を休む事なく稽古をすることができます。また、条件が揃えば本番場所であるワニズホールでの稽古も可能です。また小道具は企画の方がほとんど揃えてくださります。稽古の時から本番さながらの雰囲気で行えますので、本番の特別な緊張が少なく済むと思います。自分のライフスタイルを崩す事なく出演することができ、30分間も舞台上で演じ続けられるこの環境は素晴らしいと思っています!きっと公演が終わった時には様々な経験が得られた充実感で満たされるでしょう!
古町圭市さん(これまで7作品に出演) |
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「以前より周りが見えるようになった気がします」
今まで多くの方がいる中で客演として舞台に立つことが多かったので、ふたりで芝居を作ることに対して“作りやすいのではないか”というのが1番初めのイメージでした。最初の出演が知ってる役者さんと一緒で、また“姉妹”の作品だったので非常にやりやすかったです。ただ、10人もキャストがいる舞台よりセリフ量があきらかに多い。たった30分のお芝居でも相手と私だけの舞台上。これをどうお客様に魅せるか。「誰かがなんとかしてくれる」なんて考えが一切できず、「自分でなんとかしなきゃ」の気持ちが大きくなりました。そのせいか、他の団体でお世話になるときに、前よりも少し周りが、全体が見えるようになった気がします。1人との会話。それをどう表現していくのか、どうやって相手にかけるのか、やってみると楽しいと思います!作品の作り方も2人の役者と演出の空感で作っていくので、こうやったらいいのでは?それはどういう意味ですか?私はこう思います、など、3人でその作品に向き合って作っていく感じが私は好きです。あと稽古期間がそこまで縛られない!“役者”であるなら作品を観てからでもよし!まずはやってみる価値ありです!
阿部優華さん(2022年5月に初出演) |